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第10話 『旅順総攻撃』



いよいよNHK 『坂の上の雲』 の第3部です。 第10話 『旅順総攻撃』 の (再放送の第19、20回) と次の第11話 『二〇三高地』 (再放送の第21、22回)はタイトル通り陸軍関係が主となり、その所々に海軍関係が織り込まれていくことになります。

したがって、海軍関係としては大きな出番はありませんが、それでもチョコチョコ結構ありますので、順にご紹介いたします。




 真之、有馬に替わり首席参謀へ


第20話冒頭のロンドンで金策に走る高橋是清の場面に続いて、旅順口閉塞作戦に失敗したことから有馬に替わり真之が連合艦隊首席参謀になるところです。


〇 「三笠」 艦上の砲術訓練 : 加賀・元気劇場 (第4回 平成22年5月)





〇 「三笠」 真之の士官私室 : 東宝スタジオ・士官私室セット (平成22年1月)





 現地陸海軍合同作戦会議


陸軍が金州を落とした場面のあと、「三笠」で陸海軍首脳会談が行われるシーンになります。


〇 「三笠」 後甲板 : 加賀・元気劇場 (第4回 平成22年5月)





ご存じのとおり、日本元気劇場さんの三笠セットには後部艦橋から後ろがありませんので、前甲板を後甲板に見立てて撮影しております (^_^;


〇 「三笠」 長官公室での会談 : 東宝スタジオ・長官公室セット (平成22年1月)





この2つのシーンの撮影はちょっとすごかったですね。 なにしろ渡哲也氏や高橋英樹氏を始めとする男性俳優人の錚錚たるメンバーが揃いましたので (^_^)




 旅順艦隊出撃す


次の旅順艦隊出港の報せを受けてからのシーンは


〇 「三笠」 電信室 : 東宝スタジオ・士官私室セット (平成22年1月)





この電信室シーンは、士官私室セットを模様替えして、第12話での 「信濃丸」 のバルチック艦隊発見電を受けるシーンと併せて撮影されました。


〇「三笠」 真之の士官私室 : 東宝スタジオ・士官私室セット (平成22年1月)


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真之が私室で電報の報告を受けるシーンは、上の電信室に模様替えされる前のものですので、撮影の順序は後先逆になっています。 この辺は面白いですね (^_^)


〇 「三笠」 長官公室での会議 : 東宝スタジオ・長官公室セット (平成22年1月)



東宝スタジオでのロケは全14日間でしたが、この内 「三笠」 関連シーは前半の8日間。 この間に夏服あり冬服有り、そして明治37年2月〜38年5月までの様々なシーンが次々と撮られていますので、スタッフさん達はもちろんですが、役者さん達も大変だったと思います (^_^)


〇 「三笠」 艦上の出港準備 : 加賀・元気劇場 (第4回 平成22年5月)



これに続く黄海海戦の場面は、残念ながら台本上もありませんで、CGでのイラストによる簡単な紹介のみの画像となっております。 ドラマとしてはこの第10話は陸軍による旅順攻撃がメインですので、致し方ないといえばそうなのですが ・・・・ 私的には短くとも黄海海戦のシーンが欲しかったところです。 う〜ん、“ドラマですから”




 島村、真之を制す


この第10話 (再放送の第21回) での海軍関係の最後は、真之が内火艇を出して陸軍の説得に行こうとする場面です。


〇 「三笠」 艦上の真之と島村 : 加賀・元気劇場 (第4回 平成22年5月)



このシーン、島村役の舘ひろし氏が本木氏を止めようとして投げ飛ばすのですが、リハーサルも含めてなかなか面白かったです。 上手く演技をして、それをカメラさんが上手く撮るものですね (^_^)

第10話 『旅順総攻撃』 の後半 (再放送の第21回) は、前半に引き続きタイトル通り陸軍関係が主となりますので、海軍関係は大きな出番はありません。

というより、中盤でバルチック艦隊のリバウ港出港のCGに引き続いて、夜間の 「三笠」 後部艦橋での真之と東郷の語らいのシーンの他は、最後に 「三笠」 士官私室で旅順の地図を前に悩む真之のカットしかありません (^_^;






バルチック艦隊が陣形を組むところは、主として海上自衛隊の観艦式での映像にロシア艦のCGを組み合わせたもので、なかなか迫力のある良い出来と思いますが皆さんいかがでしょうか? VFXのチームの皆さんは良い仕事をしておられます。


( 制作途中段階のものから、これにまだまだ修正が入ってきます )

・・・・ で、私のお話もこの第10話 (再放送第21、22回) はこれで終わりです (^_^;







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 最終更新 : 02/Jul/2017