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志布志航空基地



志布志航空基地は、終戦間際になって宮崎県志布志市野井倉の台地上に急造された基地で、その建設の経緯についてはよく判りません。 しかしながら、昭和20年1月10日の内令第20号によって管理部隊に第三艦隊が指定されていますので、これまでにはある程度概成していたものと考えられます。

ただし、一般では本基地が物資輸送用の中継基地を目的としたとされているものがありますが、時期的なことを考えると疑問が残ります。 また、本基地は昭和20年3月26日に大規模な空襲を受けて基地機能が壊滅し、そのまま再建されることはなかったとされていますが、これも疑問が残ります。

実際のところ、その時点ではまだ十分な施設・設備が完成していたとは考えられない一方、終戦時には南北に延びる2本目の滑走路が建設途中であったからです。 したがって、鹿屋基地への集中を避けるための分散用と考えるのが妥当ですが、結局のところ終戦までには機能しなかったというのが実状と思われます。

本基地を原駐基地とする航空隊はありませんでしたし、またどの部隊がどれだけ利用したのかも不詳です。


終戦後は飛行場として使用されることなく全敷地は民間に払い下げられて農耕地となりました。 現在でも基本的には田園風景がそのまま広がっており、かつての航空基地を思わせるものは何も残っていません。 また、道路などの区画からも滑走路跡を推定させるものもありません。


    
     現在の衛星写真から、周辺航空基地との関係。 黄色文字は陸上機、緑色は水上機用です。
(元画像 : Google Earth より) 
 
古い海自部内資料より基地のラフ・スケッチです。   現在の状況地図。 敷地周辺はまだ農地が広がっています。
      (周辺広域地図表示)
 
終戦時の旧海軍史料より基地施設のレイアウト図。   国土地理院の2万5千分の1地図から当該部分。
 
1947年の米軍写真より。 滑走路及び誘導路の跡はまだ何とか判別できます。   衛星写真による現在の状況。 ここに航空基地があったことを思わせるものは何も見当たりません。
(元画像 : Google Earth より)

赤枠 で示した滑走路は概略推定位置です。)




( 写真収集中 )    
     






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最終更新 : 28/Aug/2013