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釜山航空基地



釜山航空基地は、開戦後になって計画され整備された練習航空隊用の基地で、昭和20年2月に慶尚南道金海郡大渚面にある洛東江の中洲の中に釜山航空隊が置かれたことに始まりますが、終戦までにどこまで完備したかどうかなどは不明です。 釜山航空隊の状況の概略は次のとおりです。  

昭和20年 2月11日
    同
    同
昭和20年 5月 5日
    同
釜山航空隊開隊、大村航空隊済州島分遣隊をもって編成
第十二連合航空隊に編入
練習航空隊に指定され、陸上練習機教育を担当
練習航空隊の指定解除
第十三航空戦隊 (第三航空艦隊) に編入

また、昭和20年6月に特設航空隊の乙航空隊である朝鮮航空隊が本基地を原駐基地として編成されましたが、本部の所在を含めその実態についてはよく判りません。

終戦後の状況はよく判りませんが、1960年版の米軍地図でも釜山西 (Pusan West) 飛行場として記載されています。 1976年に民間空港である金海国際空港となって以後拡張と整備が行われ、現在に至っています。



   
    現在の衛星写真から、周辺航空基地との関係。 黄色文字は陸上機、緑色は水上機です。
(元画像 : Google Earth より) 
 
1960年版の1/25万の米軍地図より。   現在の状況地図。 国防上の理由により韓国の空港の詳細は全く表示されません。
    (周辺広域地図表示)
 
1945年の米軍史料より基地全体写真
(上が北西方向)
  衛星写真による現在の状況。 現在は金海国際空港となっています
(元画像 : Google Earth より)
   
終戦時の旧海軍史料より航空基地全体のレイアウト図。 (上が北方向)    



   
飛行場の風景 (撮影時期不詳)   同  左
   
同  上   同  左






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最終更新 : 05/Aug/2018