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『大東亜戦争戦訓研究調査資料』 |
本史料は、終戦直後の昭和20年9月に海軍航空本部が今次大戦の戦訓を後世に残すべく委員会を設けて纏めたものの一つです。 ここで公開しますのは、昭和35年になって個人が保存していたものからタイプ起こしをしたもので、昭和51年になって部内某所の倉庫に眠っていたものを私の尊敬する恩師の一人である故杉原祐介氏が発見し、これを幹部教育用の参考資料として希望者に印刷・配布したものです。 私の手元にあるものもかつて故杉原氏から直接いただいたもので、これをディジタル化したものです。 なお、防衛研究所のリストを見ると同じタイトルのものが保管されているようですが、私は未見ですので、これが原本の一つなのか、本史料と同じタイプ起こしの複製なのかなどは判りません。 ご存じの方がおられましたらご教示下さい。 本史料の内容は、人事や施策、組織運営など旧海軍の航空行政全般にわたり、終戦直後の当事者達の反省として赤裸々な事項が綴られています。 それだけに 貴重な内容であると共に、取り扱いには注意を要する でしょう。 即ち、敗戦を迎えた組織について職務上の責任が無くなった中堅幹部達が思いのままを綴った面が見受けられ、ある意味客観性に欠けるところがありますので、これがそのまま海軍航空行政の実態であったとするには無理があります。 当事者の手になる極めて貴重な文書であることは確かですが、それ故に研究者による公正かつ客観的な再評価が待たれるところです。 PDF形式にてその全頁を公開 いたしますが、一般刊行物及びネット上で公開されたものはないと思いますので、十分にお楽しみいただきたいと思います。 ただし、ご存じのとおりのネット事情により、大変残念ながら印刷及び加工については不可の設定としており、また各頁の上下にロゴを入れています。 もし研究者の方で印刷可能バージョンなどのご希望がございましたら掲示板又はメールなどでお聞かせ下されば考慮いたします。 勿論、公開いたしますファイルは、このままの形でしたら再配布などはご自由になされて結構です。 |
『大東亜戦争戦訓研究調査資料』 |
(2.7Mバイト) |
最終更新 : 28/Jun/2015