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『海軍用語』 (海軍省) |
旧海軍において使われる用語については、部内での統一のために砲術や水雷術など各術科毎に海軍教育本部 (後、海軍教育局) がその用語集を作成し、それを海軍省において海軍としての公式なものとして定めました。 大正11年に最初のものが出され、その後追加及び改訂版が出されています。 ここで公開しますのは、その大正11年に内令第206号をもって定めた 「海軍用語 砲術の部」 「同 水雷術 (魚雷、発射機) の部」、及び達第100号をもって定めた 「運用術の部」 の3つです。 ただし、「運用術の部」 については原本を確認することが出来ませんで、大正14年に 「石廊」 運用長がその一部を書き写したものです。 また、旧海軍における専門用語は、各術科において定められる教範類 (教範、操式など) や関係法規・規則などでも規定されています。 したがってここにご紹介する 「海軍用語」 は、各術科における基礎的・基本的な用語集であると理解して下さい。 申し上げるまでもなく、用語というのは物事を語る場合の共通認識として必須のものであり、これを正しく使用することが、それぞれの事項についての正しい認識に繋がります。 ここでご紹介するような専門事項についての用語の場合は、特に重要であると言えるでしょう。 もちろん、これら専門用語の中には今日では使われていないものも多く、また新しい用語に換わっているものも中にはありますので、それらをそのまま使うと返って煩雑となるおそれがある場合も出てきます。 しかしながら、旧海軍が当時使用した用語を理解しておくことは、それぞれの分野を理解する上では必要なことです。 旧海軍のどの分野についてであろうとも、それを研究される方々は、是非ともまずは正しい本来の用語について身に付けられることをお勧めします。 なお、大正11年に定められた他の術科の用語集、及びその後に追加・改定されたものについては、今後機会を見て追加公開していきたいと考えております。 PDF形式にてそれぞれの全文を公開 いたしますが、ご存じのとおりのネット事情により、大変残念ながら印刷及び加工については不可の設定としており、また各頁の上下にロゴを入れています。 もし研究者の方で印刷可能バージョンなどのご希望がございましたら、掲示板又はメールなどでお聞かせ下されば考慮いたします。 勿論、公開いたしますファイルは、このままの形でしたら再配布などはご自由になされて結構です。 |
『海軍用語 砲術の部』 | 『海軍用語 水雷術の部』 | 『海軍用語 運用術の部』 | ||
(1.6Mバイト) | (1.2Mバイト) | (0.6Mバイト) |
最終更新 : 03/Nov/2013