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『USSBS Summary Report (Pacific War)』 (日米版)




ここで公開しますのは、1946年に米国戦略爆撃調査団 (U.S. Strategic Bombing Survey) が出した 『Summary Report 』 の太平洋戦争の部で、一連の同調査団報告書の筆頭に置かれるものです。 そして、これを防衛大学校が昭和31年 (1956年) に邦訳し 『戦略爆撃調査委員会概要報告書(太平洋戦争)』 として学生教育に使用したものの2つです。

既に古典ではありますが、現在でも太平洋戦争史を研究する上では、米側から側からする基本的な原点史料の一つと言えるものです。

今日では太平洋戦争史については様々な出版物が出ておりますし、また逆に原文も邦訳版も一般には出回っていないこともあって、専門の研究家でもない限りここまで溯って調べる方はあまり多くは無いようですが、太平洋戦史に興味がある方は目を通して読んでおかれることをお勧めします。  

とは行っても、あくまでも戦略爆撃調査団の委員としての一意見であり、かつ視点の基準は戦略爆撃であることも事実で、このことを頭に置きつつ読むことが必要であることは申し上げるまでもありません。

なお、原文の方は、最後にある付図2枚は元々の原本からのものですが、表紙及び本文は後に米軍内において再タイプし直されたものであることをお断りいたします。

また、邦訳版は大変に古いものであり、質の良くない藁半紙に和文タイプのガリ版刷りであるため、印刷が非常に悪くて見難いところがあります。 ディジタル化にあたりある程度ゴミ取りをしましたが、これで限界とご了承ください。 なお、邦訳版には元々付図はありません。 加えて、本邦訳版の訳者はどなたなのか記載がありませんので判りません。

両史料を PDF形式にてそれぞれの全文を公開 いたしますが、ご存じのとおりのネット事情により残念ながら印刷及び加工については不可の設定としております。  もし研究者の方で印刷可能バージョンなどのご希望がございましたら掲示板又はメールなどでお聞かせ下されば考慮いたします。

勿論、公開いたしますファイルは、このままの形でしたら再配布などはご自由になされて結構です。




原本   邦訳版
 
(24.3Mバイト)   (3.8Mバイト)






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 最終更新 : 13/Jul/2013