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『海軍諸例則 第三版』 (明治23年2月改版 海軍省記録課)


旧海軍が定めた法令・規則類の内、部外への公開を前提とした 『海軍諸例則 』について、昭和期最後のものであった第14版についてはすでにその目次を公開しているところですが、ここでご紹介しますのは明治期のもので、明治23年2月に全面改訂された第3版です。


『海軍諸例則』は、その初版が米国返還文書として防衛研究所に現存することが知られていますが、ネットで公開されているものとしては国立国会図書館所蔵の明治25年3月改版の第4版が最も古いものです。


本諸例則第3版はその2年前のものですが、明治中期までの海軍がどのような組織・制度であったのかが判ると同時に、昭和期の第14版と比較しても僅かに4分の1という量であり、かつ内容的にも当時の海軍がまだまだ大変に若い官公庁であったことが理解できます。


当面は上中下巻の 目次の全てを公開 いたしますが、状況により集録されている個々の例規類も公開することを考えていきたいと思います。 もしご希望のものがございましたら掲示板又はメールなどでお聞かせ下されば考慮いたします。


なおこの 『海軍諸例則』 の沿革については、原書房から復刻されている第14版 (全4巻16分冊) の別冊に雨倉孝之氏が要領よく纏められた解説があります。




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 最終更新 : 29/May/2011