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『 日英対照 普通海軍用語集 』 (明治42年 海軍機関学校) |
本史料は、海軍機関学校が将来の機関科士官たる生徒の英語教育用に作成したもので、明治41年初版を翌42年に改訂・増補したものです。 海軍に関する基本的な用語を各分野別に分けて網羅しており、且つ巻末の付録には艦艇乗組の機関科士官として直面するであろう代表的な場面の会話例を収録しています。 明治末期当時の用語で編纂されているため、現在の目からすると古い表現のものも含まれています。 例えば「海軍兵学校」は現在では「Naval Academy」が一般的ですが、本史料では「Naval College」となっていたり、また現在では「Fleet」は「艦隊」、「Squadron」は「戦隊」ですが、本史料では両方とも「艦隊」としています。 ただし、当時の日本海軍では例規上は3隻以上の艦艇をもって編成するものを「艦隊」と規定していましたので、これはこれで正しいわけで、本史料は当時の物の考え方を反映しているものと言えます。 現在ものを訳す際に利用するには多少の修正が必要になりますが、一般刊行物も含めて、現代でも海軍用語についてこれだけ纏まったものはなかなかありませんので、その意味では大変有益で貴重な史料と考えます。 全123頁を2頁見開きで1つのPDFファイルにし、且つしおりを付けて公開 いたしますが、元々の原本の関係で多少見づらいところがありますことをご了承下さい。 |
日英対照 普通海軍用語集 |
(4.2Mバイト) |
最終更新 : 06/Jan/2008