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『 艦内号令詞 』 (昭和6年 海軍省) |
本史料は、海軍省がそれまでのものを全面改定して昭和6年に海軍省達第12号として出したもので、横x9cm 縦x13cmのポケットブック・タイプになっており、海軍文庫から海軍部内に配布されたものです。 ご存じのとおり、海軍艦艇には艦艇長以下多数の乗員が乗り組んでおり、かつ艦内の各部に分散して配置されております。 この全乗員を組織的に動かすためには、各種の通信装置を通じて聞き間違えることのない“明確”な命令・指示をもってする必要があります。 これが「号令」で、そしてどの様な時にどの様な号令を使用するのかを規定したものが、この「号令詞」です。 本史料の総則をご覧いただければお判りのように、戦闘に関するもの、及び各種教範や操式などで規定されている号令詞については記載されておらず、いわゆる艦内一般の日課や作業など、平時・戦時を問わず艦船を動かし、あるいは乗員が規則正しい生活していくために使用されるものが集められています。 これがつまり『艦内号令詞』と題される所以でもあり、本昭和6年版が今次大戦終戦まで使用されました。 もちろん、ここには号令詞が列記されているだけですので、これらの号令詞に基づいて乗員がどの様な動作、操作をするのかの詳細は、それぞれに関連する教範や規則などを参照する必要があります。 しかしながら、号令詞については纏まったものがインターネット上には無いようですので、原本そのものをディジタル化して公開いたします。 旧海軍の艦艇写真を見るときや、模型製作などにおいて、“ああ、この様な時にはこの様な号令がかかるものなのか”と言うようなことを考えていただくのも一興かと思います。 これで貴方も艦長気分? 全146頁を2頁見開きで1つのPDFファイルにして公開 いたしますが、元々の原本の関係で多少見づらいところがありますことをご了承下さい。 |
艦 内 号 令 詞 |
(2.2Mバイト) |
最終更新 : 09/Dec/2007