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『海軍軍備沿革』 (大正10年 海軍大臣官房)


本史料は大正10年9月に海軍大臣官房が部内配布したもので、明治初年から大正10年までの帝国海軍の軍備について、計画や予算などといった項目を中心に記述されています。 編纂者は海軍嘱託であった浅井将秀氏で、元々は氏が海軍水交社の会報誌『水交記事』に分割投稿したものをもとに、一つにまとめたものです。


旧海軍の沿革については昭和13年の海軍有終会編『近世帝国海軍史要』(明治百年史叢書227として原書房から復刻)がありますが、明治期の軍備に関してはこちらの方がデータとしても詳細で、良く纏まっています。


ここに網羅されている記事やデータそのものは戦後の出版物などの中にも見られるものですので特に目新しいものはありませんが、当時の旧海軍が纏めた原資料であり、かつ明治期の海軍軍備の沿革についてはその詳細をなかなか見る機会がないところに本史料の価値があるものと考えます。


多少見づらいところがあり、また大きな表は分割していますが、全345頁を1つのPDFファイルで公開 いたします。 ただし、20Mバイトありますのでダウンロードの際にはご注意 ください。


なお、浅井将秀氏の著作には有名な『日本海軍艦船名考』(東京水交社、昭和3年)がありますが、こちらも時機をみて全編をPDFファイルで公開したいと考えています。




海軍軍備沿革
(20.5Mバイト)





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 最終更新 : 29/Mar/2007