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ナウル航空基地 |
ナウル島 (Nauru Island) は、ギルバート諸島 (Gilbert Islands) の西約150マイルにある小島で、日本軍による占領後の1942年11月に島の南部側に航空基地 (米軍呼称の第1滑走路) の建設が開始され、翌43年1月には概成したとされています。
その後、最初の滑走路の東側にこれと連接する形で2本目の滑走路(米軍呼称の第2滑走路)が追加され、また43年当時で島の北部側に新たな航空基地(米軍呼称の第3滑走路)が建設中であったとされていますが、その後の状況などについては不明です。
また、最初の滑走路が出来た直後の43年2月に第755航空隊の派遣隊が進出したとされていますが、これも含めて本航空基地の運用状況などについては日本側の史料が乏しいため詳細は判りません。
本航空基地は大戦末期には米軍の空襲などにより既に使用不能で、ほぼ放置状態にあったと考えられます。
戦後ナウル島は一旦米軍の管理下に置かれた後、1947年国連による信託統治領となりましたが、1968年にナウル共和国として独立しました。 島南部にあった元の航空基地 (第1滑走路) 地区は大幅に拡張され、現在ではナウル国際空港となっています。
1944年米軍空襲下のナウル島全景写真 | 1943年米軍撮影のナウル島全景写真 | |
1943年米軍空襲下のナウル航空基地 | 同 左 | |
1943年米軍撮影の建設中の第3滑走路付近 | 同 左 |
最終更新 : 28/Jan/2017