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神町航空基地



神町航空基地は、昭和19年12月に神町航空隊の開隊に併せて山形県北村山郡 (現在の山形県東根市) の地に新たに開設されたものです。 同航空隊の開隊以降の概略の状況は次のとおりです。

昭和19年12月 5日
    同
    同
昭和20年 5月 5日
昭和20年 8月 3日
谷田部航空隊の飛行隊を神町に移し、神町航空隊開隊
第十一連合航空隊に編入
練習航空隊に指定、陸上練習機操縦教育を担当
第十航空艦隊直属となる
第十五連合航空隊(第十航空艦隊)に編入、終戦

(注) : 神町航空隊の開隊は何故か防衛省のHPなどで昭和17年としているものがありますが、これは本航空基地の用地買収・建設開始の時期を誤って使用しているものと考えられます。 昭和19年12月5日付の内令第1316〜1318号のとおりです。

また、昭和20年6月20日には乙航空隊 (空地分離による基地任務担当) の奥州航空隊が第十方面艦隊隷下に開隊し、本航空基地に司令部が置かれました。

終戦後は米軍が進駐しましたが昭和31年に返還され、元の管理地区は陸上自衛隊神町駐屯地、飛行場地区は第六師団の演習場の一部となりました。

昭和39年には第三種空港としての 神町空港 となり、翌年には山形空港と改称されました。 その後、滑走路の延長や空港施設の拡張が行われて現在に至っております。



 
1953年版の米軍25万分の1地図から本航空基地の位置。   現在の衛星写真から、周辺基地との位置関係。 (元画像 : Google Earth )
 
海自の古い部内資料に掲載されている基地のラフ・レイアウトです。   現在の状況地図。 飛行場地区は山形空港、管理地区は陸自神町駐屯地となっています。
      (周辺広域地図表示
   
    国土地理院の2万5千分の1地図から当該部分。
   
    平成8年の航空路図誌から、山形空港としてのデータ。
 
1946年の米軍航空写真から飛行場地区。   昭和51年の航空写真から。
 
1947年の米軍航空写真から管理地区。   平成9年の航空写真。
 
1948年の航空写真から航空基地全体。   現在の衛星写真。 滑走路及び空港施設は順次拡張が行われています。(Goole Earth より)



搭乗員の記念の一コマ (撮影時期、場所など不詳)






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最終更新 : 14/Jun/2021