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『DASH紹介』 (「みねぐも」飛翔科 昭和49年) |
ここで公開しますのは、今は無き護衛艦 「みねぐも」 の飛翔科が作成した 「みねぐも」 の新着任幹部用教育資料 『 DASH紹介 』 で す。 作成年月日などは元々記されておりませんので不詳ですが、管理人が昭和49年に通信士として着任した際に飛翔長及び飛翔士から教育を受けた際のものです。 本SGは 「取扱注意」 となっていますが、秘密事項に該当する内容は含まれておりませし、しかも DASH そのものが既に海上自衛隊で用途廃止されて久しく、また現在では導入された全22機の内で唯1機 (QH-50D型最終19号機) が残され、呉の 「海上自衛隊呉資料館」、通称 「鉄クジラ館」 で展示され一般公開されているのみです。 したがって、今となっては DASH 関係の資料がどこにどれだけ残されているのか解りませんが、例えあったとしても海上自衛隊自らがこれを公開することは無いものと考えられます。 申し上げるまでもなく、DASH は海上自衛隊では1967年以降 「たかつき」 型4隻及び 「みねぐも」 型3隻に各2機ずつ搭載され、対潜兵器としてそれなりに活用されました。 しかしながら、肝心の米海軍が750機を越えるものを製造し多くの艦艇に搭載したものの、当時のソーナーの遠距離探知能力からその能力が十分に活かせなかったことに併せ、機体の信頼性の欠如などによりそのほとんどを事故で亡失してしまい、1970年代始めには運用を中止し、このためメーカーでも製造中止となったことから、海上自衛隊でも予備品などの入手ができなくなったことなにより、昭和54年 (1979年) に運用を中止しています。 海上自衛隊では DASH の導入に当たりその運用要員を米国に留学させていましたが、その後は江田島大原に置かれた第11海上訓練指導隊 (平成14年廃止) において要員教育及び機体の整備を行っています。 本資料は、当時 「みねぐも」 に配属された飛翔長を始めとする優秀な米国留学経験者達によって作成されたものであり、今となっては DASH の具体的な概要を知り得る貴重なものの一つであり、私のサイトで公開する価値は十二分にあると思っております。 PDF形式にてその全頁を公開 いたしますが、ただしご存じのとおりのネット事情により一人歩き防止のために、残念ながら印刷及び加工については不可の設定としており、また各頁の上下にロゴを入れています。 勿論、公開いたしますファイルは、このままの形でしたら再配布などはご自由になされて結構ですし、もし研究者の方々で印刷可能バージョンなどを希望される方がおられれば、ご連絡いただければ考慮いたします。 |
『 DASH紹介 』 |
(1.1Mバイト) |
最終更新 : 02/Feb/2020