ここでご紹介しますのは、海上自衛隊海上幕僚監部調査部が、昭和28年度に部外調査委託として第2次大戦における戦時海運諸施策について 「海運施策」
「港湾施策」 「造船管理」 「船員管理」 の4部作として纏め、昭和43年になってこれを海自部内に印刷・配布したものです。
4部作それぞれにいて当時の第一人者が担当し、大戦中の日本におけるこの方面について纏めたものであり、当該分野の調査研究における基礎・基本たるべき貴重なものと言えます。
ただし、現在となっては防衛省・海上自衛隊に本史料がどこにどれだけ残されているのか判りません。 もしかすると、現在では 「(公)日本海事センター」
となっている同所の 「海事図書館」 にいくつかのものもが保存されているかもしれませんが、これについては確認しておりません。
4部作は、元々は第1作の 「海運施策」 にありますように、トップに海上幕僚監部調査部の表紙と調査部長の但し書きがあり、その次に調査委託した団体機関と作成者を記した表紙の構成となっておりますが、昔私が複製を作った際に当該調査部の2頁のコピーが有ったり無かったりしますことをお断りいたします。
残念ながらご存じのとおりのネット事情ですので、ここで公開しますのは、その4部作についてそれぞれの 表紙と目次を1つのPDFファイル とした上で、PDFは印刷及び加工は不可の設定とし、また各頁上下に当サイトのロゴを入れております。
そして、4部作の 各全頁については 研究家の方々のご要望・ご要求を考慮させていただいた上でご提供する 「On demand」 方式 とすることといたします。
勿論、公開いたしますファイルは、このままの形でしたら再配布などはご自由になされて結構です。
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