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『尖閣諸島』 (平成10年 高山雅司)



ここで公開しますのは、平成10年に海上幕僚監部調査部が一連の 『戦略地誌』 の一つとして作成し、参考資料として部内配布したものですが、内容はOB(防大1期)の高山雅司氏がその依頼により 一般公刊資料に基づき纏めたもの です。

したがって、資料冒頭の 「資料紹介」 頁では、本資料には秘密に関わることは一切含まれていないこと、そして記載内容について調査部には全く責任が無いことが明記されています。

当然ながら、この内容が “防衛省の職員以外の者にみだりに知られることが業務の遂行に支障を与えるおそれがある” ものでは無い ことは申し上げるまでもありません。

ところが、元々の本資料は何故か 「部内限り」 とされています。 しかしながら、ご覧いただいてもお判りのように、その指定の理由は全く不明で、おそらく調査部としてこの程度のものしか 「戦略地誌」 として作成し部内配布できないことが部外に知られたくないからでは、と勘ぐらざるをえません。

高山氏の記事は、平成9年9年3月までの一般公開のものであり、本資料は平成10年2月のものですので、その後の現在に至るまでの事項については含まれておらず、内容的には今となっては少々古いところがあります。

とは言ってもここまでのものはネット上でもまずありませんので、尖閣諸島の状況について理解するためには貴重なものであり、また尖閣諸島を語る上では必須のものであると言えます。

例によって、この手のものが現在も海上自衛隊に残されているのかどうかは判りませんが (当該文書の性質上、当然、新しいものが出されていると考えられますが ・・・・ ?)、例え残っていたとしても、海上自衛隊自らの手でこの種のものが公開されることはまずあり得ないであろうことは、他の史料・資料と同様です。

従いまして、一般の方々向けとして元々の表紙のみに手を加えた以外の全頁を PDF形式にて公開 することとしますが、いつも通り、独り歩き防止のためのロゴを入れ、また印刷・加工は不可の設定としております。

もちろん、このままの形でしたら配布などはご自由になさっていただいて結構です。




高山雅司氏編纂 「尖閣諸島」
(6.3Mバイト)






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 最終更新 : 03/Apr/2022