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護衛艦 『あきづき』 型 公式船体線図



ここで公開しますのは、既に退役した初代の護衛艦 「あきづき」 型の公式船体線図です。

既に本コーナーでご紹介しております護衛艦などの教育訓練用の一般艦内配置図でもこれまで海上自衛隊などから正式に公表されたことはありませんが、この船体線図などは完成図書の艦内配置図や一般艤装図と同様、まず一般の方々がご覧になる機会はないものと思います。

この護衛艦 「あきづき」 型の公式船体線図は、防衛大学校における今は無き海上防衛学での 「船舶理論」 の授業において配布されたものです。

申し上げるまでもなく、船体線図というのは新しい艦船の設計・建造においてその船体形状を決めるための重要なものです。 多くの場合、これに基づいて基本モデルを作成して実験水槽において船体抵抗などの確認を行います。

そして、この船体線図が決まったところで、それに基づいた基本設計に入ることになりますので、したがってこの船体線図が実際における艦船の船体構造におけるフレーム外側の形状になり、上部構造物はもちろん、船体付属物などは描かれておりません。

先日、ブログの方でも話題にしましたが、一般の方々は実際のこの船体線図をご覧になることはまず無いと思いますので、その一例としてご参考までにここで公開します。

元の大きな図面を縮小したうえでPDF形式にて公開 いたしますが、ただしご存じのとおりのネット事情により、一人歩き防止のために残念ながら印刷及び加工については不可の設定としており、かつページにロゴを入れています。

もちろん、公開いたしますファイルはこのままの形でしたら再配布などはご自由になされて結構ですし、もし研究者の方々で印刷可能バージョンや元サイズのものなどを希望される方がおられれば、ご連絡いただければ考慮いたします。




護衛艦 『あきづき』 型 船体線図
(1.6Mバイト)






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 最終更新 : 08/Nov/2020