潜水艦 『おおしお』 　艦内一般配置図

昭和３６年度計画で建造された『おおしお』で、当時海上自衛隊として潜水艦勢力の増勢として米国からの貸与された「くろしお」の後継の位置づけですが、実際には対潜戦の実力錬成のために実目標訓練としての潜水艦の要望が高かったことから、先に建造された小型の「はやしお」型及び「なつしお」型の４隻とともに標的艦としての性格が強いものでした。

ここでご紹介しますのは、「なつしお」型のものと同じく昭和４８年に幹部候補生に対する潜水艦実習の際に配布されたもので、公式図からの手書きのラフなもので、かつ青焼きコピーですので、当時から「なつしお」型のものより更に見難いものでとても綺麗なものとは言い難いものでした。　経年劣化したものをディジタル化しましたが、下に公開しますもので限度かと。

（　元の原紙　）

しかしながら、ラフな艦内配置図ではありますが、これも当時現役の潜水艦のものでありながら、配布されたものには 「指定前秘密」 はもちろん、「取扱注意」 や 「用済み後返却」 などの表示もありませんでした。

とは言ってもやはりオリジナルの最下段にある耐圧区画と隔壁のデータは省略させていただきます。 　（上の原紙の縮小図でも数値は消しております。）

側面及び各甲板の図面を１つに纏めたＰＤＦ形式にて公開 いたしますが、ご存じのとおりのネット事情により、残念ながら一人歩き防止のために印刷及び加工については不可の設定としており、また各頁にロゴを入れています。

更にこれに加えて、資料の性格上、万が一当該PDFを拡大表示してスクリーン・キャプチャーで分割保存した上でこれを合成・加工したり、あるいはそれをトレースされる方もおられるかもしれませんので、その場合それがここで公開したものからの時はそれとすぐ判別できるような仕掛けをいくつか入れております。

もし研究者や当該艦に関係された方々の中で、印刷可能バージョン、あるいは正式な元画像データなどのご希望がございましたら、掲示板又はメールなどでお聞かせ下さればご事情により考慮させていただきます。

勿論、公開いたしますファイルは、このままの形でしたら再配布などはご自由になされて結構です。