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護衛艦 『いしかり』  艦内一般配置図



海自が昭和52年度計画で建造した乙型警備艦 (DE) で、地方隊に配備された駆潜艇の代替えの名目ではあるが、実質的には 「いすず」 型 、「きたかみ」 型や 「ちくご」 型護衛艦の後継であり、海上自衛隊における護衛艦として初めて中央船楼型を採用したものです。

しかしながら、船体が設計に余裕がなく過小に過ぎるとの理由により (いつも通りの海幕の手口ですが)、2・3番艦は約200トン大きくされたものの、結局のところ3隻で建造が終わり、次の 「あぶくま」 型に移行しています。

とはいっても、本艦は大変にユニークでおもしろい艦型であったことは確かで、船体が大きくなっただけとしか言えない何ら面白みのない 「あぶくま」 型などよりは良い艦であったと評価できます。

ここで公開します艦内一般配置図は、部内における教育訓練用ですから艦内配置が分かれば良いので、完成図書にある公式の艦内艤装区画図を元にしているものの、かなりラフなものですが、それでもこんなものでもいまだに海自からは公開・公表されておらず、今後もその可能性はまず考えられませんので、その意味では貴重なものと思います。

一つの艇について側面及び各甲板の図面を3つに纏めたPDF形式にて公開 いたしますが、ご存じのとおりのネット事情により、残念ながら一人歩き防止のために印刷及び加工については不可の設定としており、また各頁にロゴを入れています。

更にこれに加えて、資料の性格上、万が一当該PDFを拡大表示してスクリーン・キャプチャーで分割保存した上でこれを合成・加工したり、あるいはそれをトレースされる方もおられるかもしれませんので、その場合それがここで公開したものからの時はそれとすぐ判別できるような仕掛けをいくつか入れております。

もし研究者や当該艦に関係された方々の中で、印刷可能バージョン、あるいは正式な元画像データなどのご希望がございましたら、掲示板又はメールなどでお聞かせ下さればご事情により考慮させていただきます。

勿論、公開いたしますファイルは、このままの形でしたら再配布などはご自由になされて結構です。




 

(各図面は左クリックでPDF版の大きなサイズのものを別ウィンドウ表示します。)







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 最終更新 : 28/Jun/2020