『潜水艦戦』 （米海軍大学校戦略・戦術通信講座 （１９５９年） 邦訳版）

ここで公開しますのは、１９５９年の米海軍大学校での戦略・戦術通信講座の一つ 『潜水艦戦』 のテキストです。

もちろん当時においても秘密事項に係わる内容は一切含まれておりませんで、それに関するものは秘密指定された別のテキストとなっています。

既に６０年近く前の、米海軍においても潜水艦がそれまでの通常型から原子力推進に切り替わる時期のものですが、当時の米海軍における潜水艦の運用法を窺い知るには格好の資料と思います。

現代の潜水艦については、私の朋友の一人、同期の小林正男氏の手になる 『現代の潜水艦』 と題する大変に素晴らしい記事が 『世界の艦船』 の平成２８年８月号から連載中ですのでそれをご覧いただけば十分でしょう。

その一方で大戦中の在来型潜水艦については戦史など色々なものが出ておりますので、本資料は丁度その中間を解説するものになります。　したがって小林氏の連載の 「前章」 としてお読みいただければとよいと思います。

また、巻末に付録として潜水艦についての基礎的な用語解説集が掲載されており、これなどはこの分野の初心者の方々には便利なものでしょう。

ただし、本資料の第５章 「気象と海象の影響」 の本文２頁が欠落、というか白紙になっております。　私のコピーでは頁は連続しておりますので、おそらくこの邦訳版の製本ミスではないかと思います。

ＰＤＦ形式にてその全頁を公開 いたします。　ただし、ご存じのとおりのネット事情により、大変残念ながら印刷及び加工については不可の設定としており、また各頁の上下にロゴを入れています。　　もし研究者の方で印刷可能バージョンなどのご希望がございましたら掲示板又はメールなどでお聞かせ下されば考慮いたします。

勿論、公開いたしますファイルは、このままの形でしたら再配布などはご自由になされて結構です。